ふんわりした生活

本を読んだり仕事でやってみたことなどの日常から、ふんわりと気づきなどを書いていきます

はじめて「自分ではない何か」のブログ、ツイッターアカウントを作った話

なんの話かと言いますと、先日思い立って、とあるブログを作りました。

はてなではなくてtumblrで作りましたが。

このブログを使って普段とは違う情報発信をしてみたいな、というのが動機です。そこで、ブログを公開する前に記事を5〜6個用意しまして。公開したのはしたのですが、まだ検索エンジンにもヒットしていないようです。それはそうかもしれません。

そこで、自分ではないツイッターアカウントも作りまして。自分ではないメアドも作りました。

みなさんは普段からそういうことされるのでしょうか?

初体験

個人で始めたにも関わらず、不思議な感覚なのです。別に匿名性を求めた訳でもないのに企業かのような「中の人」な感覚が発生してきまして。ブログそのものの記事も自分で書いているのに、他のブログで記事を書いた後に読み返した感覚も「自分ではない」感じにとらわれました。

ツイッターも特定の情報収集を想定していたのでフォローするのもニュースアカウントばかりですし、自分がタイムラインにツイートしている内容もニュース的になりました。

なんなのでしょうね。この感覚。

個人が気軽に発信していくことのできる環境

このブログ、ツイッターアカウント、メールアドレスまでは揃えるのにまったく時間はかかりませんでした。まずブログは自分のtumblrから新規作成しましたし、テンプレートも無料で配布されているものをインストールしたうえでカスタマイズしたのでほとんど時間をかけていません。

ツイッターアカウントはさすがにメールアドレスが欲しかったので、先にメールアドレスを取得しました。これまた自分ではつけたことのないようなアカウントにしているので、このブログ専用にすることができました。そのせいで、ツイッターアカウントのほうも専用で作ることができています。

ここまでで2時間くらいでしょうか。 恐ろしいほど簡単に準備することができて、記事を書いたりツイートしたりするほうが大変ですね。

ただ、ひとつ感じたのは「こんなに簡単に自己表現を発信できるようになって、何を発信するのか」という疑問です。先日も書いたような気がしますが、ブログなんかは星の数ほどあります。個々に発信していくと似たような内容、水準の文章が大量にウェブ上に出回ります。ツイッターのようなマイクロブログとしたら、さらにですよね。

実際、tumblr自体も写真などを気軽に配信できて、かつキレイに見せることができるので人気が出ているとか。わたしは写真を投稿することはほぼありませんが、あれだけ簡単だと撮影したら発信したくなるのも無理ありません。

セルフブランディングというか、オウンドメディアというか。

小学生の憧れyoutuber

Youtubeで動画ブログというか、動画で配信して人気を博していらっしゃる方が結構いて、息子たちも大好きなのですが、ここまで自己表現を簡単にできるとなれば小学生でも発信したくなるものです。

「おれ、Youtuberになる」とか言われたことのある親御さんも多いのではないでしょうか?我が家も多分にもれずそうなのですが、スマホで簡単に動画撮影ができますのでほぼ編集なし、BGMなしなら撮影してすぐアップできるので「やってみたい」という気持ちになります。

このとき、Youtuberのみなさんも名乗っている名前がありますよね。チャンネルも作れば、今回のわたしと同様に「中の人」感覚をいとも容易く味わうことができます。

こどもの頃にこの「中の人」を味わうと、事故に会うまではやめられないかもしれませんね。ゲームのような感覚に陥るかもしれませんし。そのくらい、不思議な面白さがあります。

「中の人」感覚の自分メディアの質

この体験は面白いのですが、容易に推測ができるとおり自己満足のうちは品質に期待ができません。やはりイマイチな感じがしてきます。それは「自分ではない」からこそユーザーとして読んでみたり聴いてみたりすると気づくことができるのですが、容易に発信できるからこそ「細部を作り込む」ことをしないとやはりイマイチ感がぬぐえません。

しかしこの「細部を作り込む」というのは始めるときとは異なる次元に突然入り込むことになります。あんなに簡単に発信していたのに、このことに気づいた途端に「あれ?イケてない!!」となるので公開しづらくなります。そうなってくると今度は自分として発信していたものも「あれ?あれ?」となります。

ここでやめてしまうともったいない気がしますよね…精進したいものです。わたしもここ最近で勉強したことがいくつもあります。社会に出てからのほうが学ぶ量は劇的に増えている気がしますね。学生時代にもっと学んでおくべきでした。

もしもいわゆる「お仕事」ではない「中の人」をする機会がありましたらやってみてください。ただ、あくまでもこれは役、roleであります。役を演じているにすぎませんので、もしうまく行っていても調子に乗らずにほどほどにしましょう。