ふんわりした生活

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Y!モバイルにした話

突然のMNP

まったく考えていなかったのだけど、妻が唐突にケータイ変えようと言い出して急速に調べてMNPしてしまった。 以前からiPhone5sの容量不足を嘆いていた妻からすると、ごく自然な流れだったのかもしれない。 これに拍車をかけたのが、妻の同僚のMNPだった。ここで、身近にキャリアを変更した人物が登場して一気に現地味を帯びたわけだ。

その方はいま頻発にCMを見かけるようになったUQモバイルMNPしていた。そう、妻のようなケータイ事情に疎い人間にも格安SIMは身近な存在となったのだ。そうなると、月額使用料の差をガツンと見せつけられ、感情が高まるのも無理もないことだった。

そういうわけで、数社をピックアップして比較検討と現在のキャリアに残り続けるメリットとの比較がはじまった。

キャリアvs格安SIM

既に機種自体の支払いは終えていたのだが、更新月以外での解約には解約料が必要になる。よって、解約料が夫婦揃って必要になることは明白だった。にも関わらず、我々は乗り換えを選択したのだった。

我々夫婦ともに次のような状況だった。

  • 自宅には光回線がある
  • 外出先でネットは殆どしない
  • 通話も殆どしない
  • 連絡はLINEが主

このため、固定費としての基本料は見合わない額だと感じられた。 一方で格安SIMは基本料がキャリアに比較してかなり押さえた額となる。ここはメリットのひとつであることは間違いなかった。ただ、格安SIMに移る場合に大きなデメリットとして次が挙げられた。これはいずれも妻の利用形態である。

  • キャリアメールを使用する
  • SMSでしか連絡の取れない友人がいる
  • ECサイトにはキャリアメールを登録している

このため、SMSとキャリアメールが必須という条件が付いた。こうなると、かなり選択肢が絞られてしまう。

格安SIMはその特性上、音声通話などのキャリアがこれまで提供してきたサービスはオマケのような存在になる。というのも、キャリアの回線を借りて通話以外の通信をするインターネットサービスが主な内容だからだ。 こうして、最終的にはワイモバイルとUQモバイルが残った。

UQモバイルは妻の同僚が採用していたため、この時点では最有力候補だった。それに、月賦払でiPhone5sを使用することができる。また標準サービスでSMSが提供されており、キャリアメールもオプションで付けることができる。 ここで、なぜこのご時世にわざわざiPhone5sなんだ、と思うところだが、むしろ7や6sを選択したくなかったためメリットとなった。個人的にはSEがよかったのだが、5sで十分なのだ。

  • 使い方がわかっているし慣れている
  • 慣れたので容量も少なめでいい
  • LINEとネットが中心の使用であり高い性能も不要

個人的に気になっていたのは現在でも圏外になるようなところで妻が勤務していることだった。格安SIMなので優先順としてはキャリアよりも低く設定されており、繋がらない可能性が高かった。それに、UQモバイルAUの回線であるため3G回線での通信をすることができない。そこがデメリットだ。

ワイモバイルは格安SIMといいつつ、独自の通信回線をもつので実はキャリアということもわかった。ソフトバンク回線を使用するので格安SIM扱いだが、他とは少し違ったアドバンテージがある。さらにSMSもキャリアメールも標準サービスで提供されている。

言い忘れたが、UQモバイルもワイモバイルもテザリングは無料で標準サービスとして提供されている。キャリアでは有償サービスで使用していたのでありがたかった。

ここまでくると、キャリアとの勝負は基本料くらいしか残っていなかった。ここで、息子に持たせてある子供用ケータイのことを思い出した。このタイミングで子供用ケータイまでMNPするのは手数料プラス解約料で1.2万はかかることになる。それに、機種の選択肢がスマホになることもあった。ネックが突如として浮上してきたため、検討は一度保留された。

子供用ケータイ事情

格安SIMの会社はイオンなどもスマホ想定であり、通話とメールのみとかいうような化石のような機種を取り扱ってはいなかった。それに、ショップで主回線がMNPした状態では子供用ケータイは使うことができなくなるとの説明も受けたため、完全に暗礁に乗り上げた格好となった。

議論の結果、UQモバイルMNPすることになった。そのため、子供用ケータイは契約更新月まで使用不能のまま残しておこうということになった。ひとつデメリットを除外することで価格メリットを前面に押し出すようにしたのだ。もはやキャリアに未練など残っていなかった。

再びショップへMNP予約番号をもらいにいったところ、次なる課題が発覚した。それは光回線だった。ケータイとのセットによる割引がなくなってしまうのだ。そういう方法でキャリアに残るようになるのか…と予約番号を受け取る決め手に欠けたためショップを後にした。

決意

再び議論を進めた結果、やはりUQモバイルに移る決断とした。光回線とのセットによる割引よりも移ったことによる基本料の差額の方がもろもろの金額を大きく上回ってしまったからだ。通話品質はいいのか?という課題は残っていたが、あまりにも電話として使ってないよねという言葉にぐうの音も出なかった。

そして、今度はショップの女性に制止されないようにMNP問い合わせ窓口へ電話をすることにした。ここはウェブから出来たりしない。おそらく機械的にできないからだろう。

すると、意外なことを教えてもらうことができた。 まず、子供用ケータイは主回線がいなくなっても使用できる。管理はできなくなってしまうのだが、管理するにはキャリアのオペレーターに言って変更することなどができるそうだ。 次に、ワイモバイルではガラケーを取り扱っていた。キャリアに近い立ち位置だからだろうか?このため、子供用ケータイが更新月を迎えたら解約してガラケーにすればよいという選択肢ができた。ただ、このガラケーはLINEが使えるようになっている。登録しなければよいということではある。それにテザリングもできるそうだ。やり過ぎじゃね?

散々悩んだ挙句、UQモバイルと決断したはずなのにワイモバイルを選択した。ここも月賦払できるスマホiPhone5sがある。それにソフトバンク回線なので3G回線も使える。ガラケーがあるし、ソフトバンク光とのセット割引ができるそうだ。

そんなわけで、ワイモバイルにMNPした。

MNPその後

正直を言うと、やはり通話品質は良くはない。相手の声がかなり遠くに聞こえる。しかしダメだな、と明らかなのはそこくらいだ。テザリングiPhoneの設定だけで簡単にできるので、キャリアの頃のiPhone5sをそのままテザリング利用している。おかげでネット接続さえあればいいのでアプリで移行したのはLINEくらいだ。他は元のiPhoneを使用している。二台持ちに近い雰囲気に見えるかもしれないが、単純にiPod touchをもっているだけということではある。新たに購入することを考えたら一気に現金が出て行くことはない。さらにアプリ移行しなくてよいのだから便利この上ない。 今後、例えば2年後に同じ環境で暮らしているかは全くわからないけどね。

子供用ケータイのその後

契約は続いていて、電話もメールもできている。さらに、GPSによる位置情報もメールについてきており、受けているのがgmailでも全く問題ない。格安SIMにせず、残しておいてよかったと言える。格安SIMだと子供用などないため、大人と同じ使用料になるわけだしテザリングやLINEができてしまうのは嬉しいことではない。

いずれスマホを持たせることになるのかもしれないが、その前に子供の成長を待っている。

どうなの、ワイモバイル

管理画面がソフトバンクとだいたい同じで、名前もMy Y!mobileとか読みづらい感じ。ソフトバンクのときはメニューが左にあるがワイモバイルは右にある。統一しないのは会社が違うからなのか?

MMSが使えるのだが、ドメインがyahoo.ne.jpになる。それはそうか、と受け入れたがアカウントを他にも持ってるのでややこしい。

キャリアメールとしてymobile.ne.jpドメインのものももらうことができる。何に使ったらいいのかわからないが、妻は使っているようだ。

スマホプランSでもキャンペーンで2年間はデータ容量が2倍の2GBになる。しかし、このキャンペーンは契約月の翌月から適用になる。ショップの店員さんが教えてくれたが、割引も翌月からなので契約したばかりの月はスマホプランMにしておいた。どう考えても容量を食い尽くすことが目に見えたからだ。なかなか罠がある。

最後に、LINEが生活の中心にある方はバックアップしておいた方がいい。新しいスマホに移ると元のスマホにあったデータが消えてしまう。妻はそのことに気づかず困っていた。わたしは困ることはなかったが。

最後に

通信手段としてのスマホになったiPhoneは非常に快適だ。SNSやニュースアプリに時間を費やすことも激減したし、容量が足りなくなるほど何かを保存しておくこともなくなった。もっと早く移っていてもよかったかもしれない。自動的に断捨離した格好となったからだ。

あとはアプリなしでブラウザだけで快適に文章を書くことができるサービスが見つかったら、さらに身軽になれそうだ。