wri.peからStackEditに乗り換えつつある
かなり長く使ってきたwri.peだが、タイトルのとおり乗り換えつつある。
乗り換え先はStackEditだ。 かなり便利だ。日本語で書いても全然平気だし、DropBoxにもあっさり同期できる。 それにtumblrへ簡単に投稿することもできる。
以下のようなjekyllのYAMLを書いてやるとタイトルも投稿形式もタグも日時まで指定することができる。
--- layout: post title: this is great !! tags: powershell,windows ---
Front Matter http://jekyllrb.com/docs/frontmatter/
なにより、画面が大きいのがうれしい。 wri.peで唯一不満だったことが、入力するtextareaのサイズだ。 iPhone版のChromeなどで外で書いていくことが多かったのだが、そうしたときに非常に扱いづらかった。 それでも使っていたのはサービス自体が便利だったからだ。
なぜ乗り換え?
乗り換えを決意したわけではなくて、試しにつかってみたら書きやすかったから、というだけの理由だ。
ちょうど1ヶ月ほどまえに仕事で利用しているSurfaceが電源が入らなくなってどエライことになってしまった。 タブレット型のためディスクだけ取り出すといったことができず、修理ではなく交換になってしまうからだ。
そのため、ディスクにあった電子書籍の下書きファイルや書いてきたスクリプト、ツールなどなど大量に失った。 交換のSurfaceが手元に届くまでの間はクラウドサービス上のWindows Serverを利用していたのだが、そのときの不便さから「テキストファイルは基本的にクラウド保管のほうがよい」と痛感したのだ。
一部のツールや電子書籍の変換前マークダウンファイルなどはBacklogのGitリポジトリに保存していたのでなんとか取り戻すことができた。しかし下書きまでは保存していなかった。Git管理はしていたものの、プッシュしていなかったのだ。
そこで、wri.peのようなオンラインのテキストエディタを利用したほうがいいな、ということに気づいた。 ほんとうはPowerShellなんかもオンラインで動作できると嬉しいけど、用途としては誤ってる気がする(実際、Pashをオンライン利用できるサービスはあったけど)。
オンラインエディタの魅力
オンラインエディタはブラウザで動作するわけなので、実際のテキストエディタに比較すると機能的にはかなり劣る面が多い。 そうだとしても、ブラウザだけあればよいというのは相当すばらしい。
仕事用に手に入れたKindle Fireでもブラウザだけで執筆することができる。昨日アマゾンで出版した電子書籍も90%はStackEdit上で記述したものだ。
ローカルへダウンロードする必要はなかった。なぜならDropBoxへ同期していたため、WindowsからはDropBoxフォルダを開いてやるくらいのものだった。
最終的な編集はVisual Studio Codeで行ったが、カバー画像の作成もオンラインエディタでできそうな時代になったので、ほぼすべてウェブ上で電子書籍も作成することができそうだ。
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クラウドサービスがもし全滅したら
間違いなくしぬる。 うん。
AWSやDropBox、OneDriveなど…ある意味PocketとかIFもそうかな。 Slackも?
ここでEvernoteが登場していないのには個人的な理由がある。 それは、面倒なんです。
わたしのEvernoteの使いかたとすると、あとで読むというものが多かったので、Pocketで十分すぎるのでした。 それに、WindowsにもMacにもそれほど最適化されている気がしないというものある。 WindowsではOneNoteが必要以上に最適化されているし、Kindle FireでもiPhoneでもMacでも利用できる。 Windowsにいたっては手書きも便利。
いろんなものを手元にもっておく時代ではないのかもしれない。 すべてのデータがその容量を大きくしてきているし、数も信じられないくらい多くなっている。 スマホのハードディスクやPCなどのSSDに保存しておくことができるようなサイズではなくなっている。
もうハードディスク買うのいやだしね。
現時点で唯一wri.peが優れているところ
それは、書いた文字数が表示されるところ。 何文字くらい書いたのかなーという目安に見ることが多いのだけど、StackEditにはそれがない。 なくてもいいんだけど。
スマホで書いたときには「ああ、フリックでめちゃ長いの書いたな」というような気分の問題がある。 でも…実際に文章は長さよりも内容か。