KORG iDS-10アプリを購入してみたら没頭してしまった
先日発表され、App StoreでリリースされたKORGのiDS-10という音楽アプリを購入しました。
12/28まで半額だそうで。
これ、楽しいです。 日本円だと1,200円しますが、元の値段でも十分アリでしょう。
何が楽しいのか
ものすごくシンプルな構成になっています。 シンセ(バーチャルアナログ)が2台、音声合成(あるいはマイク入力による録音音声)が1台、ドラムキットが1台という4トラックっぽい構成になっています。
パターンを並べてソングを構築することができます。
シンセパートはどちらも単音しかできず、和音にはなりません。 しかし、発振器(オシレータのことですね)は1つのシンセに2つあります。 そこで、どちらかのピッチを変更してやることで和音ぽいものを演奏することもできます。
音声合成のところはなんとなくボコーダーっぽいものになっていますが、別にそういうシンセだと思えばちょっとした遊びも楽しむことができます。
さらに、ドラムキットが個人的に大好きなのですが、アナログっぽいドラムキットになっています。
- バスドラム(いわゆる、ドンと鳴る)
- スネア(いわゆる、タンと鳴る)
- ハイハット(クローズ、チッと鳴る)
- ハイハット(オープン、チーと鳴る)
- タム(太鼓みたいなものですね)
- パーカッション(ポコポコいいます)
これら、それぞれにパラメータで音色を変化させることができまして、録音されたドラムキット、いわゆるサンプリングものとは一味違った楽しみかたができるのです。
本当に楽しいのか
ここまでの内容で、何が楽しいのかわかりませんよね、きっと。
実際に機械を操作しているかのような感覚が味わえるところが楽しいというアプリなのです。
ハードウェアではありません、ソフトウェアなので、ツマミのようなところはつまむことができません。 そうしたところが「んーーーー」とおっしゃるかたもいるのは当然です。 そして、iPhone向けなので画面が小さくて操作しにくいということはあります。
しかし、それを差し引いても楽しいです。
ずーーーーっと1小節分のループがなり続けて、ツマミなどの操作をしていくと音色が少しずつ、あるいは劇的に変化していって、遊び続けることができます。
パターン、つまりはどの音程でいつ鳴るかも再生しながらどんどん変化、編集しつづけていくことができるので機械的な感じにも、人間的な雰囲気にもすることができるのです。
昨夜は気づくと1時間くらいさわり続けてました。
こうしたチマチマしたものをどこかで最近見たなーと思ったのですが、箱庭といえばマインクラフトでした。 似たような、チマチマ感と没入感があります。
考えてみれば、Raspberry PIのような電子工作キットやこのiDS-10、マインクラフトなど没頭することができるようなパズル的な要素のあるものが日々のストレスを癒している時代なのかもしれません。
注意
このiDS-10ですが、公式サイトに明記がありませんが、iOSアプリのGarageBandからInter-App Audioで録音してやることができません。 なにせ、表示されません。 どうもサポートしていないようです。
いずれサポートされるようになるのかもしれませんが、iOSからの出力をミキサーに入れるでしょうからサポートされてなくても遊べるしいいかなと思ったりします。 どうしても!と思っているかたは購入しなくてもよいでしょう。 そのうちサポートされるかもしれませんので、待っていてもいいと思います。
あれ、そういえばOneNoteのことを書こうと思っていたのに…