夏風邪と休暇と雇用のリスク
この週末、息子たちが揃って夏風邪引いてたのでエントリー。
病院に連れて行ったり、発熱で夜通ししっかり睡眠できないことがありますよね。今回はそんな妻の様子を見て考えたことをまとめてみました。
子供を預けるということ
働きに出ているので、もちろん息子たちは幼稚園なり保育園なりに預かっていただいています。 これは保育しながら働くことのできる状況にないためです。 しかし、集団保育していただくことは子供たちの成長を促すという大きなメリットがある一方、集団ならではのデメリットもあります。感染です。
いまはヘルパンギーナとか手足口病が流行っているらしいです。季節的にも水遊びもしますし、暑過ぎて空調も効かせているので感染するチャンスは掃いて捨てるほどあります。
そうすると、働きに出るという観点からすると集団保育にはリスクがあるとみることができます。
このリスクは避けることが難しく、しかも預かっていただいている施設だけがいくら努力しても感染は発生します。そうなったとき、働きに出ているお母さんは休暇を取らなくてはならなくなります。
突然の休暇を取るということ
お母さんは職場に唐突な休暇届けを出して、あるいは最低限の休暇、時間短縮などを願い出て子供の世話や受診のために帰宅を余儀なくされます。お母さんからすれば子供のことですから、大急ぎで仕事を切り上げることになるでしょう。 これは仕方のないことですが、職場にもお母さんにもデメリットが発生します。
お母さんが拘束時間あるいは実績時間によって給与所得を支払われる場合は時間が短くなりますので、その分の給与は見込むことができません。もしも休暇の場合、給与支払いのある休暇であればいいですがそうでなければ欠勤扱いになる場合もあるでしょう。さらに子供の医療費がかかります。
職場としては見込んでいた人数、あるいは人的資源を一時的とはいえ失うことになります。 そうすると、なんらかの方法で埋め合わせすることになります。 もしも追加要員を配置しなければならないとすると、思わぬ出費が発生します。
そういうわけで、双方にデメリットが発生するため子育てをしながらのお母さんを雇い入れることもリスクですし、働くこと自体にもリスクは発生します。
リスクのない働き方があるか
わたしはリスクのない働き方は存在しないと思っています。 人的リソースは金銭や物資的なリソースとは一線を画す、貴重なリソースです。 ということは、その貴重さゆえに存在を許容するためのリスクテイクが必要だと考えます。
職場では子育てをしているお母さんを雇い入れるリスクを許容したり低減する施策が必要です。 また、お母さんも所得を得るために必要なリスクテイクを考えなければなりませんね。
先日、ここ最近で雇用をした社長さんとお話ししたときの話しとリンクしたので書いてみました。