ふんわりした生活

本を読んだり仕事でやってみたことなどの日常から、ふんわりと気づきなどを書いていきます

滑舌の悪さと関係なく聴き取れないことば

わたしはどちらかというと、滑舌が悪い方です。
妻と会話しているときにもお互いに「え?なんて?」となることがしばしばです。だって、妻も滑舌が悪いので。

しかし、相手がこちらの喋った内容を聴き取れないのは単に滑舌の悪さだけではないんじゃないかな?と思い始めたので考えてみました。

聴き取れないことば

昨日はわたしが夕飯の支度をすることになっていたのですが、作業が押していて取り掛かる時間が予定より遅くなりました。

気にしていた妻が電話してきて、大丈夫かと確認しました。
しかしその時既に、同居している母がメインディッシュ以外を完成させていてお腹を空かせた息子たちが帰宅してきても時間稼ぎできるようにしてくれていたのです。

そこで、妻にその状況を伝えました。その時にわたしはこう言いました。

間に合わないかもしれないと思ったのか、母がリスクヘッジしたんじゃね?

この発言に対して妻は「えっ?」と聞き返しました。ああ、リスクヘッジの滑舌が悪すぎたかな。再度ゆっくりと「リスクヘッジじゃね?」と言いました。

しかし、妻のリアクションは「え?」でした。聴き取れてないとは考えにくいのですが、後から帰宅してきた妻に確認するとやはり聴き取れていませんでした。

なぜ聴き取れないのか

ここからわたしが考えたことなのですが、理由を二つ思いつきました。

まず一つ目。
相手の注意が会話から離れていてついていくことができなかった、というものです。これはスマホ弄りながらといった「ながら」による事象です。

この場合は他のことに集中しているため、聞き損じることが増えます。ただ、この理由は除外すべきでした。というのも、妻はスマホでわたしに電話をかけてきていましたし、帰宅のために職場の駐車場に着いたばかりでした。

次に二つ目です。
そのタイミングで相手がそのフレーズを発言する可能性をゼロだとしている、というものです。

なんのことだか?かもしれませんが、夕飯の支度について状況を確認しているという極めて家庭的な会話の中に、わたしがリスクヘッジという相応わしくないキーワードを選んだからというものです。

つまり、ハンバーグがどうとかご飯がどうだとか言っている中でリスクヘッジって言葉を使うことは想定していなかった、というわけです。

いやいや。それくらいわかるだろ、と思うかもしれません。しかし打ち合わせじゃねーだろということだと思います。

これが偶然なら捨ててもいい理由なのですが、先日も同じようなことが繰り返し起こりました。わたし、ことばを使うタイミングや状況が間違ってるのですね…

聴き取れないフレーズを減らす

月並みですが、もちろん相手に伝わる、相手がわかる言葉を使うことでしょう。

先ほどご紹介したエピソードも、わたしが「息子たちが帰宅するまでに間に合わないかもしれないから作ってくれたんだよ」とだけ言えば「そーなんだ、ありがとう」で済む話ですよね。

あたかも母国語が家庭内で違うのかとらお思うようなくらい「どうしてわかってくれないの!!」ということがあったとしたら、少し深呼吸でもして落ち着いて簡単な言葉で話してください。うまくいくかもしれません。