煩悩の火を消してはいけない、うまく付き合うしかない
本日も朝からルーチンをこなしていると、ふと思ったのでエントリーしました。
わたし、数年前にブッダの考え方みたいなものにふれる機会がありまして。その中で煩悩の火がゴウゴウと燃え盛るので、物事がうまくいかなくなるというようなものを読んだわけです。だから、「煩悩の火を消してしまえば幸せになる」と思い込んでいました。
消したらどうなるか
わたしも悟っているわけではないので、いまだに煩悩は燃えます。しかし、その数年前の経験からかなり下火になっていました。毎日のように晩酌していたのが休日だけになったり。運動しなかったのが体幹トレーニングして少し引き締まってみたり。そういうことをコツコツ積み重ねていました。
そうすると、徐々にいろんな欲が小さくなっていくのがわかったのです。 おお、すごい。若いころみたいにガツガツ食べなくてもいいし、ガブガブ飲まなくてもいいし。出費もどんどん減ります。 ところが。
テレビなどで広告しているものをみても、まったく何も感じなくなっていきました。 これはさすがにヤバいと感じました。
何がヤバいって、人生楽しくなさそうですから。
煩悩は付き合ったほうがいい
さて、最初のルーチンしていたときに思いついたところに戻ります。 よくよく考えてみると、自給自足でもしない限りは煩悩が消え去ってしまうと多分食べていくこととか楽しむこととかできなくなってしまいます。好きな音楽かけてビールを嗜む、なんてことがなくなりそうです。
思い返してみると、ブッダのお話ってこうだったように思います。
- うまくいかないのは煩悩の火がゴウゴウしてるからだよ
- 煩悩の火が燃え盛るまえに大きなリアクションを心の中でしないことだよ
- 心の中で大きなリアクションをとると、煩悩はゴウゴウするよ
ということは、「心の中で大きなリアクションをしない」ということが煩悩をコントロールするためのポイントなんではないかと。そうすると、好きな音楽聴きながらビール飲めばいいんですよ。
つまり「ウヒョーッ!!」と調子に乗る前のところで「楽しかったね」と落ち着けばいいんですよ。
そうすれば、煩悩を捨て去るまではいかなくても心は穏やかさをある程度保ちつつ、しかも楽しんで毎日を過ごせるようになるんじゃないかと。あれ?なんかものすごく普通のことを言っているような気が。
調子に乗りすぎないためには、自分の心の状態を第三者的に見る事ができると「おい、ちょっとやめとけよ」って言いやすいかもしれません。でも楽しいなら仕方ないよね!という煩悩センパイのお言葉に甘えてしまいがちですね。これを「いやいやーセンパイ、マジパネェんでそろそろこの辺で」と言えるようになるとオトナになるんでしょう。きっと。
ブッダ先輩がはるか昔のライフハッカーだったことは「経典」なんていう名前で呼ばれてる本に書いてあります。原典にあたることは読めないので無理ですので翻訳されたものを流し読みしたりしてましたが、どっちかというと「こうしといたほうがマジいいぜ」みたいな話なんだと勝手に想像しています。
そういうわけで、チョコを頬張ってコーヒーブレイクする言い訳でした。